クルマの買い方ガイド!
選びかたやお金、手続きのはなし

クルマを買うって大変そうだな、と思いませんか。

クルマの種類はたくさんあるし、色んなお金がかかるし、手続きもあれこれとあるし。
そもそも、クルマを買うことが身近ではないから、何がどう大変なのかイメージも付かない人もいるのではないでしょうか。

そんな悩みを解決し、ひとりでも多くの方が納得してクルマを買うことができるように、クルマを買うときに押さえておきたいことをまとめました。

ご自身に合ったクルマのタイプを先にお知りになりたい方は、下記チャートをご利用ください。

YES

NO

荷物を多く積むことがある

7人以上乗せることがある

維持費はできるだけ抑えたい

広い室内空間が欲しい

高速道路を走ることが多い

走りを楽しみたい

アウトドアや
レジャーで使う

狭い路地を走ることがある

高級感を楽しみたい

ミニバン

SUV
ステーションワゴン

セダン

コンパクトカー

軽自動車

クーペ

1.選ぶ基準

まず、クルマは何を基準に選ぶのかを見ていきます。

ボディタイプ一覧

クルマを選ぶ基準は人それぞれですが、下記の表にあるような各ボディタイプの特徴を知っておくと選びやすくなります。

ボディタイプ名 代表車名 乗車定員 購入価格(目安) メリット ボディサイズ

軽自動車

軽自動車

ミライース
ハスラー
N-BOX
2~4人 約100~250万円 運転のしやすさと維持費の安さ 高さ
長さ

コンパクトカー

コンパクトカー

ヤリス
ノート
ソリオ
5人 約160~570万円 街乗り・高速どちらも対応 高さ
長さ

ステーションワゴン

ステーションワゴン

カローラツーリング
レヴォーグ
5人 約180~520万円 セダンの乗り心地と積載性能を両立 高さ
長さ

ミニバン

ミニバン

フリード
セレナ
アルファード
5~8人 約200~570万円 家族や大人数で乗るのにピッタリ 高さ
長さ

SUV

SUV

ライズ
ヴェゼル
RAV4
5~7人 約180~680万円 高いファッション性車高が高く視界良好 高さ
長さ

セダン

セダン

カローラ
マツダ3セダン
クラウン
5人 約170~680万円 上質感・落ち着きあり低重心で乗り心地良い 高さ
長さ

クーペ・オープンカー

クーペ・オープンカー

ロードスター
スープラ
2~4人 約290~760万円 スポーティな走り 高さ
長さ

使いかた

クルマを持つ目的や、乗車する人、よく使う場所を考えることは、自分にピッタリなクルマを選ぶための第一歩です。

クルマを持つ目的

結婚や出産で家族が増える、ご自身の趣味のため、地方転勤でクルマが必要になった等、目的はさまざまだと思います。先々起こり得る変化も予測しながら、目的に合った車を考える必要があります。

クルマを持つ目的

乗車する人

誰と、何人で乗るかを考える必要があります。
例えば、小さいお子さまやご年配の方が乗る場合はスライドドアのある軽自動車やミニバンが良い、という選びかたがあります。

乗車する人

よく使う場所

自宅付近の道幅や、保管場所のサイズと形状も考える必要があります。とくに機械式立体駐車場が保管場所になる場合は注意が必要で、一般的には全長5m以下×全幅1.8m以下×全高1.55m以下であることが多いです。

よく使う場所

予算

一般的に、車両の購入価格の目安は年収の半分程度と言われています。
各ボディタイプ毎の購入価格の目安は概ね下記のとおりです。

購入価格(目安)
軽自動車 約100~250万円
コンパクトカー 約160~570万円
ステーションワゴン 約180~520万円
ミニバン 約200~570万円
SUV 約180~680万円
セダン 約170~680万円
クーペ・オープンカー 約290~760万円

オリックスカーリースWebサイトの新車マイカーリース取扱全車種(2025年5月28日更新時点)について、購入時に必要な「車両本体価格+自動車税(環境性能割)+自動車税(種別割)+重量税+自賠責保険料」の金額の平均値を算出したもの。

納期

納期の優先度が高くなることもあるでしょう。
新車はメーカーでの生産や在庫の状況などによって約2~3ヶ月で納車となるケースもあればそれ以上かかるケースもあります。
中古車は既に車両があるため、納車前の整備や登録などを合わせ約1ヶ月程となることが多いです。

新車

契約・発注

生産

登録・納車

中古車

契約・発注

登録・納車

その他

下記の点もクルマ選びの基準となります。

安全性能

例えば衝突被害軽減ブレーキや誤発信抑制機能など、クルマの運転を支援する装置です。
運転に不慣れだったり自信がないという方はなるべく多くの機能が付いている車種を選ぶとよいでしょう。

警告

ブレーキ

燃費

1L(リッター)の燃料で車が何km走行できるかの数値です。この数値が大きいほどガソリン代の発生額を抑えることができます。
例えば、燃料タンクの容量がともに30Lになっている燃費30km/Lと10km/Lのクルマがあったとして、1ヶ月に1,000km走った場合の給油回数は単純計算で前者が1回、後者が3回となります(諸条件により異なるため、あくまで参考です)。

スタート

1ヶ月後
(1,000km走行)

燃費
30km/L

燃費
10km/L

これらの中から最も優先したいことを軸にしてクルマを決めることが大事です。
それでもクルマ選びのイメージがまだ湧いてこない、という方もおられるのではないでしょうか。

そんなクルマ選びのお悩みをぜひお聞かせください。
40年以上にわたり個人の方のクルマ選びに寄り添い続けているオリックスカーリースの窓口担当が、あなたのクルマ選びを前へ進めるお手伝いをいたします。

ご相談をご希望の方はこちらのボタンからどうぞ!
(審査やご契約のお申込ではございません。)

クルマ選びについて相談してみる

2.必要なお金

クルマに必要なお金は、買うときにかかるものと持っている間にかかるものの2種類があります。
それぞれどんなものがあるか押さえておきましょう。

車両、オプション

固定費用

流動費用

購入時

1年目

2年目

3年目

4年目

5年目

6年目

7年目

買うときにかかるお金

クルマの購入に必要な費用は車両本体価格だけではありません。
下記の費用も含め、予算を決める必要があります。

必須の費用

  • 車両本体価格
  • 登録時税金、諸費用
  • 登録・納車費用
  • 自賠責保険料

状況により必要となる費用

  • オプション代
    └カーナビ、ETC、希望ナンバー(図柄ナンバーを含む)など
  • 駐車場の契約時費用
    └一般的には2ヶ月分の利用料
  • 任意保険の契約時費用
  • JAFの入会金

持っているとかかるお金

クルマにかかるお金は買うときのものだけでなく、持っている間にもいろいろな費用がかかります。

固定費用(必ず発生するもの)

  • 自動車税 種別割(毎年)
  • 重量税(車検時)
  • 自賠責保険料(車検時)
  • 車検費用
  • 法定点検費用(1年または2年ごと)

その他の費用

  • 任意保険の継続時費用
  • 消耗品の交換(オイル、ゴム類、タイヤ、など)
  • 駐車場の月額(月極契約をした場合)
  • JAFの年会費(入会した場合)
  • ガソリン代
  • 洗車費用 など

3.必要な手続き

クルマを買うときや、持っている間には色々な手続きが必要になります。

買うとき

クルマはディーラーに行ってその場でパッと買って終わり、ではありません。
ディーラーを何度か訪問してのクルマ決め、どのようにして買うかの検討、必要書類の取得など、様々な手続きが必要です。

ディーラーとの商談

ディーラーとの商談では主に下記のことを行います。これらを行うために何度かの訪問が必要となります。

  • クルマ選び、試乗
  • 見積取得
  • 買い方の検討
  • 契約

なお、商談ではありませんが納車の際もディーラーへの訪問が必要です。

クルマの買い方

クルマの買い方は大きく分けて下記の3つあります。
手元に現金が無くてもクルマを買う方法はあります。

現金購入
クルマの購入価格を全て一括で支払って買う方法

車両、オプション

固定費用

流動費用

購入時

1年目

2年目

3年目

4年目

5年目

6年目

7年目

カーローン
車両本体価格を分割で支払って買う方法
手元資金がなくてもクルマを買える
お申込みにあたっては審査が必要

車両、オプション

固定費用

流動費用

購入時

1年目

2年目

3年目

4年目

5年目

6年目

7年目

  • 金利は考慮せず、車両本体価格を単純に7分割し作成。
  • 購入時の諸費用をローンに含められるケースもある。その際はローン分の支払額が増える。

カーリース
クルマの購入価格と乗りたい期間の固定費用を月々均等で払ってクルマを持つ方法
クルマに関する支出を安定させることができる
お申込みにあたっては審査が必要

車両、オプション

固定費用

流動費用

購入時

1年目

2年目

3年目

4年目

5年目

6年目

7年目

現金購入や
カーローン

比べ
支出の波が
少ない

  • 金利は考慮せず、車両本体価格を単純に7分割し作成。
  • カーリースは本来残価を含むため車両本体価格の支払いは減るが、7年後は残価が残らない
    車種が多いため、本イメージは残価を考慮せずに作成。
  • 通常カーリースは契約期間満了時の車検更新が不要であるため、その分の重量税と自賠責保険料はリース料に含まれない。

必要書類など

クルマが公道を走るにあたっての車両登録や、保管場所があることを証明する車庫証明を行うため、主に下記のものを用意する必要があります。
なお、登録手続きは多くの場合ディーラーが代行してくれます。

  • 印鑑証明書(軽自動車の場合は住民票で良い)
  • 実印(軽自動車の場合は認印で良い)
  • 保管場所使用承諾証明書(自己所有の場合は保管場所使用権原疎明書類(自認書)
  • 保管場所の所在図
  • 車検証、自賠責保険証(中古車の場合)

その他必要な手続き

下記の手続きが必要かどうかについても予め検討しておきましょう。

  • 任意保険の加入
  • 駐車場の確保

買ったあと

クルマを買った後、持ち続けている間にも固定費用の支払いやメンテナンス、各種ランニングコストが発生し、それらの対応を行う必要があります。

固定費用の支払い

  • 自動車税(種別割)
    毎年4月1日現在の車両所有者に対し課税される
  • 重量税
    車検証の有効期間分をまとめて納付する
  • 自賠責保険
    車検証の有効期間分をまとめて納付する

メンテナンス

  • 法定点検
    1年または2年ごとに受ける必要あり
  • 車検
    新車の自家用自動車の場合、初回は登録の3年後、以降は2年ごとに受ける必要あり。
  • その他日常的な点検
    オイル交換、タイヤの空気圧調整、その他

その他ランニングコスト

  • 任意保険料
  • 駐車場月額
  • ガソリン代
    下記の赤枠に数値を入力するとガソリン代の計算ができます。ご参考になればと思います。

ガソリン代の計算方法

計算する

計算結果

0

手放すとき

乗らなくなって手放す場合、中古車買い取り業者やディーラーへ依頼しクルマを売却もしくは廃棄しますが、その場合にも書類の準備が必要です。
これからクルマを買う段階であればまだ気にする必要はありませんが、覚えておくとよいでしょう。

必要な書類(普通車)

  • 車検証
  • 自賠責保険証
  • リサイクル券
  • 納税証明書
  • 実印並びに印鑑登録証明書
  • 委任状並びに譲渡証明書

必要な書類(軽自動車)

  • 車検証
  • 自賠責保険証
  • リサイクル券
  • 納税証明書
  • 認印

クルマは選ぶときも大変ですが、実際に買うときや持ち続けている間も色々な手続きや費用が発生します。
そうしたクルマを持つうえでの負担を軽減し、気軽に自分のクルマを持てるのがカーリースです。

その気軽さのしくみや、そこに潜むデメリットなど、カーリースについて詳しく知ってみませんか。
40年以上にわたり個人向けカーリースを取扱っているオリックスカーリースの窓口担当がご説明します。

ご相談をご希望の方はこちらのボタンからどうぞ!
(審査やご契約のお申込ではございません。)

クルマ選びについて相談してみる

4.まとめ

クルマ選びは考えないといけないことが多いので、かなりの労力がかかります。
このページの内容だけで全てを解決できるわけではありませんが、ポイントを押さえておくことでクルマ選びがしやすくなるのではないかと思います。

一人でも多くの方がご自身に合ったクルマ選びを実現できれば、そしてこのページの内容がそのお役に立つことができたならば幸いです。