クルマ購入のツボを徹底解説!
カーリースとカーローンの違いはズバリここだ!

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スパッと現金一括払いで車を買うのもステキですが、実際はなかなかそうもいきません。筆者を含む多くの人が「カーローン(オートローン)」を利用して、手持ちのお金をあまり減らさないようにしながら車を手に入れているのが現実です。

しかし「手持ちのお金をあまり減らさないようにしながら車を手に入れる」ための手段には、カーローンのほかに「カーリースを利用する」というのもあります。

カーローンとカーリースはどこがどう違うのでしょうか?
詳しく見てみることにしましょう。

カーローンの種類とは?

「カーローン」とは要するに、「金融機関や信販会社などからお金を借りて車を購入し、その後は利息とともに元金を毎月返済していく仕組み」のこと。そしてカーローンは下記の3種類に大別されます。

■ディーラーローン
車を購入する人が新車販売ディーラーとローン契約を結び(正確には「トヨタファイナンス」や「スバルファイナンス」などの自動車メーカー系金融会社と契約を結び)、月々返済しているというものです。


■銀行、信用金庫のカーローン
銀行や信用金庫などの金融機関が「マイカーローン」などと称して展開している、車の購入代金に限定したローンです。購入者は銀行や信用金庫から借りたお金でディーラーに一括で車の代金を支払い、その後、金融機関に毎月返済していきます。


■信販会社のカーローン
さまざまな信販会社が車の購入代金を立て替えてディーラーに一括で払い、購入者はその立て替え金を信販会社に毎月返済するタイプのカーローンです。


いずれのカーローンを検討する場合でも、皆さまが気にされるのは、やはり金利や審査についてでしょう。
ただ、金利の低さ・高さ、審査が通りやすい・通りにくい等のメリット・デメリットは各会社によって異なりますので、一概にこうだと言いきることは難しいというのが実情です。

それに対して「カーリース」のメリット&デメリットは?

一方の「カーリース」とは、欲しい車を自分で購入するのではなく、リース会社が購入した自動車を「長期的に借りる」という方式です。借りるといっても、レンタカーのようにその都度予約するのではなく「同じ車に乗り続ける」ことになりますので、自分で車を購入するのにほぼ近い感覚で「手元に車がある生活」を楽しむことができます。

そして車の購入と維持には、車両本体価格に加えて「税金」や「メンテナンス費用」「車検費用」などがかかるものですが、カーリースは毎月の定額料金に「車を維持するための費用」も含まれています。そのため、普通に購入した場合は「エンジンオイル交換や車検費用などのために車関係の支出が突出して増えてしまう月」がどうしても発生するものですが、カーリースでは「毎月フラットな支払額」で車に乗ることができます。

また選択できる車種も、リースだからといって限られているわけではありません。国産全メーカーの中から、乗りたいモデルの乗りたいグレード、好きなボディカラー、装着したいオプション装備を選ぶことができるのです。

以上がカーリースの主なメリットですが、カーリースには「リース期間終了後は車を返却しなければならない」というデメリットもあります。またリース期間中の走行距離に一定の制限があるというのも、長い距離を頻繁に走りたい人にとってはデメリットかもしれません。

オリックスのマイカーリースには、契約終了時にそのまま車がもらえるプランがありますので、上記のデメリットが気になる方でも安心してご契約いただけます。

結局どちらがおトクなのかといえば……

カーローンを利用して車を「購入」するのと、カーリースを活用して車を「借りる」のとでは、結局はどちらがおトクなのでしょうか?

このあたりは人それぞれの人生観や金銭感覚によっても大きく変わるはずですので、唯一の絶対的な正解というのはありません。

しかし頭金や初期費用の負担はいっさいなしで、しかも車検費用も含んだうえで「毎月定額」で車に乗りたいと考える人にとっては、カーリースを活用するほうがメリットは大きいといえるでしょう。

「車というのは買うものだ」と多くの人が思い込んでいるかもしれませんが、車というのは「絶対に買わなければいけない」というものでもないのです。ぜひ柔軟に「カーリースを利用する」という新しいカタチの車の乗り方も検討してみることを、おすすめしたいと思います。

例えばオリックスカーリース・オンラインの各種メニューを検討してみる

最後にオリックスカーリース・オンラインのメニューを通じて、カーリースのメリットの具体例を見てみましょう。

まず「いまのりくん」は、5年契約で好きな新車に乗ることができるというものですが、契約開始から2年が経過したら、いつでも自由に乗り替えや返却ができます。またその際に解約金がかかるということもありません。

そして毎月の定額料金の中には車両代のほかに「新車登録時手数料」や「自賠責保険5年分」「自動車税種別割5年分」「重量税5年分」が含まれ、さらに「エンジンオイル交換クーポン」が5枚と「エンジンオイル・オイルエレメント交換クーポン」3枚が付いているため、5年間に必要なエンジンオイル交換とエレメント交換はすべてこのクーポンでまかなうことができます。

さらには「車検無料クーポン」も1枚付いているため、納車から3年後の初回車検はこのクーポンにて、本来であれば車検時にかかる「基本点検整備費用(総合検査料・代行料・印紙代)」と「エンジンオイル・オイルエレメント交換」「タイヤローテーション」「バッテリー液・ウォッシャー液補充」「ブレーキオイル交換」「ロングライフクーラント交換」の代金を支払う必要がなくなります。

「新しい人気モデルを比較的頻繁に乗り替えたい」と考える人には、この「いまのりくん(5年契約)」が向いているといえるでしょう。

「いまのりセブン」というプランは、文字どおり7年契約のプランですが、こちらは契約開始から5年が経過したら、いつでも解約金なしで乗り替えや返却が行えます。

また7年間の契約を満了後は「車がもらえる!」というのもいまのりセブンの特長です。

基本契約期間終了後は、無料で受けられる車検を通した後に「借り物ではなく自分の車」として乗ることができるほか、別の新車に乗り替えるか、または車両を返却することもできます。そして契約満了後に返却する場合には年間リース料の20%がキャッシュバックされるといううれしい仕組みもあります。

「いまのりセブン」に付いている無料クーポンは「エンジンオイル交換クーポン」が7枚と「エンジンオイル・オイルエレメント交換クーポン」4枚、それに「車検無料クーポン」が2枚です。

リース料の安さと、乗り替えの利便性とのバランスが取れたプランとなるのが「いまのりナイン」です。

こちらは9年を基本契約として設定していますが、契約開始から7年が経過したら解約金なしで自由に乗り替えや返却が可能。そして契約満了後は「車がもらえる」というのは前出のいまのりセブンと同じですが、いまのりナインの場合は車両返却時のキャッシュバックはありません。

「いまのりナイン」に付いている無料クーポンは「エンジンオイル交換クーポン」が9枚と「エンジンオイル・オイルエレメント交換クーポン」5枚、それに「車検無料クーポン」が3枚です。

最低7年は同じクルマに乗り続ける予定の人には、抑えめなリース料で新車を楽しむことができるナイスなプランだといえるでしょう。

月々の支払額を最大限までリーズナブルにしたい人には「いまのりイレブン」がおすすめとなります。

こちらは要するに11年を基本契約とするものの、9年経過後は解約金なしで自由に乗り替えや返却が行えて、11年後の契約満了時には車をもらうことができます。もちろん返却することもできますが、さすがに11年経過した車の返却に対して「キャッシュバック」は行われません。

しかし「エンジンオイル交換クーポン」が11枚と「エンジンオイル・オイルエレメント交換クーポン」6枚、それに「車検無料クーポン」が4枚付いていますので、11年間という長期間に必要な車両関係費を大幅に減らせるとともに、その支払額を毎月フラットにできるというメリットがあります。

1台の車に長~く乗るつもりな人は、ぜひ「いまのりイレブン」に注目してみてください。

執筆者
伊達軍曹

外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。自動車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。以来、有名メディア多数で新車および中古車の取材記事を執筆している。愛猫家。
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  • <公開日>2022年6月10日
  • <更新日>2022年6月10日