「カーリースの審査に通らない理由」その傾向と対策2023【クルマ購入のツボを徹底解説!】

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カーリースとは、文字どおり車をリース(長期賃貸)するというものであるため、利用するにあたっては当然ながら「審査」があります。そして仮に審査に通過しなかった場合には、残念ながらカーリースを利用することはできません。

カーリースの審査に通らない理由は?

カーリースの審査に通らない理由としては「過去にクレジットカードや携帯電話料金の支払いなどに遅滞があった」「ほかに高額な借入れがある」などが考えられ、また定職に就いていても、年収が極端に低かったり勤続年数が短かい場合には、カーリースの審査に通らない原因となる場合があります。

カーリース審査の通過が難しくなる要因について次項以降、ひとつずつ具体的に見てまいりましょう。

理由1 債務履歴に問題がある

過去の債務履歴に問題があると、カーリースの審査においても通過が難しくなる傾向があります。

債務履歴とは、クレジットカードや携帯電話料金などの履歴のこと。ローンやキャッシング、クレジットカード支払いなどの滞納や遅滞、未払いといった情報は、CICなどの信用情報機関に一定期間、記録されています。カーリースの審査時はそれら信用情報機関の情報が照会されますので、支払いの遅延や滞納、未払い、自己破産や任意整理などの履歴が確認されると、審査に通りにくくなるのです。

これらの情報は遅延などの解消から約5~10年間、各信用情報機関に保管されます。

理由2 他社からの借入額が多い

カーリースの審査申込み時点ですでに他社から高額な借入れをしていると、カーリース料金の支払いが難しいと判断され、審査に通らない可能性が生じます。この場合の「借り入れ」とは、いわゆるキャッシングや物品購入のためのローンだけでなく、住宅ローンや携帯電話料金の割賦払いなども審査対象となります。

理由3 年収が低い

カーリースの審査では、継続的にリース料金を支払えるかどうかを確認するうえで「年収」を重要な審査条件のひとつにしています。またアルバイトやパートなどの非正規雇用者は収入の安定性が低いと判断された結果、審査に落ちてしまう場合もあります。

いわゆる定職に就いている場合でも、年収が極端に低い場合は支払能力がないと判断され、カーリースの審査に通らない場合があります。

理由4 勤続年数が短い

カーリースの審査では「支払い能力の安定性」が重視されます。そのため、勤続年数が極端に短い場合は「転職を繰り返す可能性がある」とみなされ、「安定性に欠ける」と判断されることがあります。そのため、カーリースの申し込みは「就職から一定期間が経過した際に行う」というのが望ましいでしょう。

理由5 年齢条件が合わない

会社によってカーリースを利用できる年齢は異なりますが、未成年または高齢であることが理由で、カーリースの審査に通らない場合もあります。

カーリースの利用を検討する際には、車種やオプション装備の内容、月額リース料などだけでなく、上記のようなポイントもご自身であらかじめチェックしてみることをおすすめします。

「審査に通りやすくなる方法」はあるのか?

巷でよく言われている「審査に通りやすくなる方法!」みたいなものは、実際にはあまりありません。
強いて言うのであれば、「リース期間が短いほうが、与信の対象となる額(支払総額)が少なくなるため、比較的通りやすい傾向はある」といった程度でしょうか。
そのほか、支払総額という観点からだと、新車に対して比較的割安な中古車でご検討いただくのももおすすめです。
オリックスのカーリースでは、定期的に中古車リースのキャンペーンも展開していますので、ぜひチェックしてみてください。

身の丈にあった暮らしを重ねながら、楽しく便利に安定的に、カーリースをご利用いただけましたら幸いです。

執筆者
伊達軍曹

外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。自動車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。以来、有名メディア多数で新車および中古車の取材記事を執筆している。愛猫家。
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  • <公開日>2023年1月31日
  • <更新日>2023年1月31日