カーリースは中途解約できないって本当?その理由や中途解約できるケースを紹介

頭金0円で車を所有できる点が魅力のカーリース。とはいえ契約期間中に、中途解約したくなったらできるのか知りたい方も多いのではないでしょうか?結論から言うと、原則、中途解約はできません。リース会社に相談した結果、中途解約できたとしても、中途解約金の一括精算をしなければいけないケースがほとんどです。そこでこの記事では中途解約ができない理由をはじめ、中途解約できるケースや中途解約のリスクを軽減するためにできることも合わせてお伝えします。

1.原則、カーリースの中途解約は認められていない

カーリースとは、定められた月々のリース料金を支払うことで、マイカーと同じように利用できるサービスのこと。リース会社は、契約者の希望に応じた車を購入しています。車の購入代金をリース会社が立て替えている状態なので、その代金の支払いがすべて完了しない限り、カーリースは中途解約ができない仕組みなのです。ちなみに月々のリース料金は、リースの契約期間をもとに決められています。

月々のリース料金は、リース料金の総支払額÷契約期間で算出できます。例えば総支払額300万円のカーリースを契約したと仮定して、毎月のリース料金の目安を確認してみましょう。契約期間が3年(36カ月)契約の場合は、月々のリース料金は約83,300円。5年(60カ月)契約なら月々のリース料金は約50,000円、7年(84カ月)契約なら月々のリース料金は約35,714円です。

カーリースに限らず、リース商品は契約期間が長ければ長いほど、月々のリース料金が割安になるのが特長といえます。また残存価額(残価)を設定すると、下取り予定額が事前に引かれてリース料金の総支払額が抑えられます。そのため、月々のリース料金が安く済むというメリットもあります。

どちらにせよ、契約期間によって月々のリース料金が決まるため、リース契約期間で中途解約されると、リースの残り期間分の費用はリース会社の負担となり損失につながります。ただし契約者側にやむを得ない事情が発生したときは、違約金にあたる「中途解約金」を支払えば、中途解約できるケースも多いでしょう。

ちなみに以下の項目が月々のリース料金に含まれているので、こちらも覚えておきましょう。
・車の購入代金
・契約者が希望した車のオプション品代
・税金や諸費用などの維持費
・リース会社の事務手数料など

2.中途解約ができるケースって?

やむを得ない事情を除いては、原則、中途解約は認められません。しかし、中途解約ができる基準は会社によってさまざまなので、どんな事情が発生すると認められやすいのか見ていきましょう。

まず契約者の病気やケガ、死亡時は、基本的に中途解約が認められます。さらに高齢による運転免許証の取り消しや返納はもちろん、出産・転勤などのライフスタイルの変化でも中途解約できるケースがあるようです。

さらに契約期間中に車が全損した場合、中途解約金を支払って契約終了となります。また中途解約ではありませんが、リース約款に違反した場合は強制解除の対象になることもあります。例えば「運転は生計を一とする家族のみ」という制限を設けているリース会社もあり、転貸を禁止しているにも関わらず、リース会社の承諾を得ないで第三者にリース車両を運転させると、強制解除となり、違約金が発生します。

3.中途解約できるカーリースのプランもある?

カーリース会社によっては、契約期間の途中でも解約できるプランがあります。例えば最短1年で契約できるプランや、契約してから6カ月経過したら新車乗り換えができるプラン、また2年以上の契約なら中途解約金0円で解約可能なプランなど、さまざまなプランが登場しています。
オリックスのカーリース「いまのりシリーズ」では、ご契約から一定期間が経過すれば、中途解約金なしでの車両返却や乗り換えが可能となります。

こういったプランを選ぶメリットは、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できるという点です。転勤が多い方なら、赴任地が代わるたびにカーリースも契約し直して…といった使い方もできるでしょう。とはいえ、中途解約が原則できないカーリースの方が、月々のリース料金は割安である場合が多いようです。頭金0円で好きな車にリーズナブルかつ手軽に乗れるという、カーリースのメリットを享受するにも、中途解約をできるだけしないような車選びが重要といえます。

4.中途解約のリスクは?中途解約金の算出方法も知ろう

月々のリース料金は、中途解約をしないことが前提で決められています。そのため契約満了日以外で解約してしまうと、多くの場合、中途解約金が発生して請求されます。中途解約金の算出方法はリース会社ごとに異なりますが、基本的には以下の計算式を用いて算出ができます。

中途解約金=(残り期間分のリース料金+残価)-(未経過分の税金+車両査定価格)

では7年契約、月々のリース料金が20,000円(定額)で、4年目(48カ月)で中途解約したケースで見てみましょう。4年間で支払ってきたリース料は960,000円です。残り3年(36カ月)のリース料金は720,000円で、残価設定を300,000円とします。

また解約手続き時には、車両の名義変更といった事務手数料もまとめて支払うため、今回は事務手数料を20,000円、未経過分(まだ経過していない分)の税金を50,000円、車両査定価格を400,000円と設定すると、以下のようになります。

(残りの期間分のリース料金720,000円+残価300,000円+事務手数料20,000円)-(未経過分の税金50,000円+車両査定価格400,000円)=中途解約金は590,000円という計算になります。また返却時の車両状態によっては、修理代を上乗せされて請求されるケースもあるでしょう。

ちなみに中途解約金は、現金一括払いで支払うことがほとんどです。自己資金が手元にないと、解約自体が困難になることも予想されます。中途解約金を分割払いもしくは、契約者変更の対応をしているカーリース会社もあるので、中途解約する前にまずは相談することをおすすめします。

5.中途解約リスクを軽減するためにできる3つのこと

中途解約金の現金一括精算や、リース車両の返却もしなければならず、現金もしくはカーローンで購入するよりも、結果的に総支払額が増える可能性も。できることなら中途解約は避けたいものです。そこでここからは、中途解約リスクを軽減できるためにできる3つのポイントをお伝えします。

5-1.ライフスタイルの変化を想定して契約期間・車種を選ぶ

カーリースの契約期間が長期になるほど、月々のリース料金は抑えられます。しかし料金面だけで長期の契約を決めると、家族構成の増減やライフスタイルの変化によっては車の乗り換えが難しくなるのも事実です。長期の契約にすると、例えば「夫婦2人で軽自動車をリースしていたが、出産で家族が増えたからミニバンに乗り換えたい」、「親の介護が必要になったので、乗り降りがスムーズにできる車種に変えたい」といったニーズに対応できないこともあるでしょう。

「中途解約金を支払って違うカーリースを契約すればいいのでは?」と思うかもしれませんが、再審査を受けなければならず、手間もかかります。契約期間を決める際は、月々のリース料金だけにとらわれず、「ライフスタイルの変化にも対応できる車種を選ぶこと」も忘れずに。そうすれば、中途解約のリスクも軽減されるはずです。

5-2.乗り方に合った車を選ぶ

ライフスタイルの変化を見通した車種選びも重要ですが、それと同時に大切なのは「日々の乗り方に合った車であるか」という点です。

市街地走行や街乗りがメインであるなら、燃費性能がよい車の方がよいでしょう。具体的には、軽自動車やコンパクトカー、コンパクトSUVといった小回りのきく車がおすすめです。逆に、高速道路での走行やロングドライブがメインであれば、排気量が大きいステーションワゴンや大型ミニバン、SUVを選ぶことで、運転へのゆとりも生まれます。また買い物メインであれば、自転車やベビーカーなどの大型荷物でもしっかり積めるスペースがある車もよいでしょう。

とはいえ、すべてのニーズを満たしてくれる車を見つけ出すのは難しいため、優先順位をつけて考えてみましょう。自分たちのニーズに合った車が見つかるはずです。ニーズに合った車をしっかり見極めれば、中途解約しなくても長い間、リース車両に乗り続けられるでしょう。

5-3.任意保険はしっかり加入する

月々のリース料金には、自賠責保険の保険料は含まれています。しかし任意保険の保険料は、含まれていません。任意保険はその名のとおり、加入するかしないかはドライバーの任意のため、もし加入したいなら自分で契約をする必要があります。

「自賠責保険に加入しているから、任意保険は加入しなくてもいいのでは?」と思っている方もいるかもしれません。しかし自賠責保険は補償範囲が人身事故のみなので、万が一、物損事故に伴う損害賠償責任を問われた場合は任意保険でしか補償されません。

そのため、リース車両で万が一物損事故を起こしてしまうと、自費で修理をすることになり、場合によっては多額な出費になりかねないのです。任意保険の「車両保険」を付帯しておけば、そういった事態でも補償対象になるので、より安心でしょう。さらに「リースカー車両費用特約」をセットにすれば、リース車両が全損したときでも保険が適用されて、中途解約金が補償されます。

「どの任意保険を選べばいいのかわからない…」という方は、契約するカーリース会社の担当者に聞いてみましょう。提携先の保険代理店を紹介してもらい、提案を受けてみるのも一案です。

「オリックス カーリース・オンライン」で乗り方に合ったカーリースを選ぼう

カーリースは原則、中途解約できません。中途解約してしまうと中途解約金が発生して、現金一括払いを求められるケースが多く、手元にまとまった資金がないと金銭的な負担も生じます。そういった中途解約リスクを軽減するためにも、ライフスタイルや乗り方に合った商品プランを選ぶことが重要となります。

中途解約できるカーリースもありますが、「とにかく月々のリース料金を抑えたい」という方におすすめなのが、オリックスの中古車カーリースです。中古車のカーリースなら、リーズナブルな価格設定なので、長く乗り続けられるのが魅力。しかも契約終了後には自分のものに!自社のリースアップ車両を中心に扱っているので、安心・安全にカーリースを乗りたい方にもぴったりです。

  • <記事掲載日>2021年12月1日
  • <更新日>2021年12月1日

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